脱毛施術前の注意点(4)日焼けは厳禁だが…
一般的な医療レーザー脱毛は、黒色などの特定の色に反応する波長の光を照射し、毛根がその光を吸収することで刺激を与え毛根細胞を破壊し脱毛するという仕組みとなっています。
黒色に反応するレーザーは毛根部だけでなく肌の色素にも反応してしまうため、日焼けした状態の肌はレーザーに反応しやすい状態となっています。 そのため、日焼けした黒っぽい肌でレーザーを照射するとヤケドが発生する可能性が高まるうえ、照射するレーザーが分散してしまうので脱毛効果も落ちてしまいます。それゆえ、医療レーザー脱毛にとって日焼けは天敵と言われ、施術を受ける前は日焼け厳禁と言われてきました。
ただし、新しい医療レーザー脱毛機器として登場した「ソプラノ」は、従来のメラニン色素や黒色に反応するレーザーを応用したもので、1発では破壊しない低出力のレーザーを複数回照射して毛包及び毛包周辺温度を徐々に上げていき脱毛させるものです。急激な温度変化がないため熱さや痛みをあまり感じないのが特徴です。弱いレーザーなので、日焼けした肌の人でも火傷や肌トラブルのリスクを抑えて脱毛が可能となっています。